意識が浮上する。
耳元で君の寝息が聞こえる。
「おはよう、愛しい人」と、朝の空気に溶かすように、そぅ…っと囁いてから、静かに起きる。
夜。
君と「おやすみなさい」を言い交し、眠りに就く。
一日の始まりと終わりに、最も愛しい人の息遣いを感じられる。
これが私の幸せだと、胸を張って言える。